2次口述試験の練習会に参加しました!

口述面接練習会
  • URLをコピーしました!
目次

合格発表当日

1月11日木曜日。2次試験の合格が決まり、一喜一憂する間もなく、口述試験まであと10日という現実を受け止めました。

気持ちは複雑でした。合格の嬉しさと同時に、まだ乗り越えなければならない試練が目の前にあることが重くのしかかっていました。2次記述試験の後、自分の解答の手応えの薄さを感じ、再現答案を作成しTACに提出はしたものの、その後の模範解答との答え合わせをせずに放置してしまい、振り返りもおざなりになってしまっていたからです。

合格を知った当日、試験後に提出した問題と解答を開いてみましたが、内容はうっすらとしか記憶にありませんでした。自分の回答がどのように分析され、どのように回答したのかさえもあいまいでした。この10日間は、再び自分の解答を振り返り、模範解答と照らし合わせながら自身の答えを再確認し、問題の事例を具体的に頭の中でイメージできるまで具体化することが肝要です。

過去の答案を客観的に分析し、自分の弱点や改善点を明確に把握し、口述試験に備えたいところですが、そんな時間はおそらく残されていません。10日間でいかに合格点に達するまで事例内容と周辺知識と口述テクニックを詰め込むか。この経験を通じて、短期間での効果的な学習や対策の立て方を学びました。

その日からの10日間は、真剣に取り組む決意を新たにしました。模範解答を繰り返し読み、自分の回答と比較し、どこを修正すべきかを考え抜きました。それは日々の作業となり、私の知識と理解を深めるものでした。

模擬練習までの日々

口述試験に向けた準備を進める中で、TACの講師から合格後のわずか3日後に無償で練習口述対策が行われるという情報を得ました。この機会を逃すわけにはいかないと考え、口述試験の性質や内容を理解するためにも、この練習に参加することにしました。

当初、口述試験は合格率が99%という高い数字であるため、油断していた自覚がありました。コミュニケーションが取れれば良いだろうと考え、気楽に臨んでいました。しかし、後で気づくことになるのですが、筆記試験後に解答を確認せずに放置したことや、口述試験自体に対する油断が後悔の原因となりました。

事前に筆記試験の事例Ⅰ~Ⅳを何度か音読し、内容を理解したつもりでしたが、口述試験の練習に臨んだその日に初めて緊張が高まりました。

模擬練習当日

1月14日の日曜日の昼過ぎ。私は少し早めに会場に到着し、練習を行う講義室に一番乗りで入りました。静かな部屋の中で待機していると、集合時間が近づくにつれて、合格者らしき参加者が1人、2人と講義室に入ってきました。彼らは会話を始める中で、お互いに顔見知りの様子でした。最終的には、そこには5名の参加者が集まり、最後に講師の先生と昨年度合格者の方が入ってきました。

この5名の参加者たちとは、これから一緒に学び合い、支え合う仲間となることを意識しましたが、その場が初めての出会いの場でもありました。その時の参加者たちは、私以外は皆、2次本科生の中で顔見知り同士のようでした。私は1次、2次ストレートコースを受講していたのですが、合格者が他に一人もいないのかという状況に自覚を深めました。

最初に講師から簡単な挨拶があり、その後、昨年の合格者が口述試験の様子を熱心に説明してくれました。その時は、昨年度合格者との間に大きなギャップを感じました。合格者の方々のまぶしさに圧倒されつつも、貴重な体験談を聞くことができ、試験のイメージが膨らみました。

口述試験の概要は以下の通りです。

  • 比較的広い会議室で、机を挟んで2名の診断士協会の方と対面し、質疑応答を行います。
  • 合計4~5問の問題が出題され、事例Ⅰ~Ⅳのうち2つの事例から選ばれます。
  • 10分程度の試験時間で、一問あたり2分ほどの解答時間が与えられます。
  • 書類やデータを見ることはできず、事例内容は暗記しておかなければなりません。
  • 採点方法は加点方式ではなく、減点方式です。
  • 何も答えられなかった場合でも無言は禁物、関連する内容を話す必要があり、事例に関連する知識を整理して、的確に答えられるように準備する必要があります。

この情報が得られたことで、試験に臨む姿勢や準備の重要性を再認識しました。この練習の場で得た知識や経験は、口述試験への不安を少しでも軽減する助けとなりました。

口述模擬練習の日

昨年度合格者の方々が模擬面接の出題者として参加し、実際の模擬面接の練習が行われました。私たち5人は順番に面接を受けることになりましたが、そのうち3人は既にタキプロ(この時初めてタキプロを知りました)で模擬面接の練習を積んでいたようで、とても余裕があるように見えました。

最初の3人から順番に模擬面接が進んでいきましたが、最初の方の受け答えを見聞きしていると、口述試験の実際の雰囲気を初めて目の当たりにし、これはヤバいのではないかと焦りを感じました。2次口述試験は、試験官との会話ができれば誰もが合格できる、と甘く考えていましたが、実際は全くそうではなく、突破している人たちはしっかりと口述試験の対策をしてきたからこそ合格できたのだということを痛感しました。

口述試験の問題内容については後日書くことにしますが、対策もなく臨んで受け答えができず、コミュニケーションもできない状態では、落ちることが間違いないということを痛感しました。4人目のKさんも初めてだと話していましたが、前の3人よりも回答があいまいだったり、言葉に詰まったりはしていましたが、しっかりとした回答ができており、さらに、自身が追い込まれていくことを感じていました。

最後に呼ばれた私は、全く答えられる気がしませんでした。質問内容が難しすぎて、事例や知識を整理することができていませんでした。模擬面接に入る前に、解答用紙を見ながら回答してもいいかと講師に頼んだのですが、それは許可されませんでした。自分で答えを考えて発言するように言われ、仕方なく腹をくくって臨むことにしました

面接が始まると、当然のごとく、前の4人と同レベルの質問が飛んできましたが、私は完全に焦り、緊張していて、聞かれた内容すら理解できませんでした。自分の答えられなさに落ち込んでしまい、本当に焦りと恥ずかしさで胸が痛みました。

模擬練習が終わり、合格者の方々とライングループを作成し、口述試験の練習として、それぞれが問題を作って共有することになりました。その場は一旦解散し、帰路に就く中で、自身の感覚ではほぼゼロ点の不合格状態からどう立ち直っていくか、真剣に考える時間が今でも印象的に残っています。

口述試験の合格がまだ確定していない年末年始の時点でも、口述試験に向けた準備は早めに始めておくことの重要性を再認識しました。これから、あと1週間で口述試験対策を詰め込むことになるのですが、練習内容や面接の模擬問題についてはまた後日別の機会に詳しく書くことにします。 この時点での私は、模擬面接での結果に動揺しつつも、次に向けての準備に集中することが必要だと感じていました。模擬試験での不合格(自分採点ですが)という現実を受け入れつつも、そこから学びを得て成長していくことが大切だと思いました。

口述面接練習会

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

目次